
仮設から自宅に向う方向に白木蓮の木があります。
今日何気なく空を見ると、小さな白い木蓮の花が咲き始めています。
毎年共同の種まきの頃満開になり、春一番が吹いて白い花びらが風に舞います。
種蒔きの時期が来たのかなと思いつつなかなか思う様に進まない荷物の運び出しに気持ばかり焦る自分がいます。
まだ自宅の荷物も半分位しか出していなくて・・・
家から出す荷物を保管する場所を作るのが一番大変です。
ましてや共同の種まきが土曜日、そして来週の土日の予定なので、その準備やお父さんの仕事の都合でなかなか出来なくて・・・家の解体の期日も決まっていないので、まずは種まきが終わってからと言う事に。
今日は、夕方から股関節の調子が悪くて、歩くのも大変。
お風呂に入ったらいくらか痛みも和らぎましたが、天気予報を見ると明日は、曇りと雨マーク。
私の足はまるで天気予報並。
お天気が崩れる前の日は必ず、夕方から痛み出す。
でも疲れがたまり始めると、こちらも弱い部分が痛み出す。
今回は、同時進行したせいで歩くのがひどくなったかも。
でも福島の農家の方々の事をおもうと、こうして種まきの準備が出来る私たちはず~と幸せですね。
種蒔きの時期が来ているのに、作る土地があって機械もあるのに作れない。
そのもどかしさや悔しさを考えると、同じ農家としてほんと悲しくなります。
今日福島の主婦の方が、東京の電気を作ってるのにどうして福島がこうなるのかと、津波にあって行方不明の捜索にもいけない、家にも戻れないと。
何て答えたらいいのでしょう?
誰にこの辛さををぶつけたらいいのでしょう。
何かやりきれない気持ちになります。
東日本大震災、大きな問題が山のように残されています。
少しずつ、一歩ずつ前向きに進もうと思ってはいても、ニュースや新聞を見るたびに津波にあった地方の様子を見るたびに一歩退いてしまう。
日本は強い国、日本の力を信じてると毎日言ってるけど、信じていいよね、日本の力を。