
忘れもしない東日本大震災から、今日で一年となります。
余震に震える毎日で家族でその日その日を生きるのが精一杯でした。
そしてまさか私達が必死で壊れた家から、布団や食べ物を出して運んだりしているその時に、津波で大勢の尊い命が奪われているとは、思ってもみませんでした。
あの日を境に東北自慢の観光地も何もかもが流された何て、今でも信じられません。
でも何時までも悔やんでも前には進めません。
全国、そして世界中からあたたかい支援の輪が広がって、今があります。
少しずつ少しずつ復興に向けて進んで行かなければと。
でもまだまだ問題は山済みです。
瓦礫の処理問題、福島の原発、新しい土地での住宅問題、工場がなくなり働く場所がない沢山の人達とまだまだ考えなければならない問題は゛かりです。
焦ってもダメとは言いますが、家庭を守らなければならない方々の事を思うとやりきれなくなります。
亡くなった尊い人達のためにも、早く救いの手が差し伸べられる事を願わずにはいられません。
今ハウスにいます。
ここ数日孫の子守で孫に振り回されていましたが、今日はパパが仕事がお休みなのでバトンタッチです。
ハウスを見回すと、ぶどうのハウスの隅に昨年の11月頃に蒔いた絹さやが今朝一輪白い花を咲かせています。よくわかりませんが自然と気持ちが高ぶってきて涙が出て来ます。
何となく頑張れ!って言ってくれてるようで。
そしてたくさんの尊い命を亡くした人たちのご冥福を祈ってるようにも感じます。
また長かった寒い冬から暖かい春がもうすぐそこまで来ているよと囁いているようにも感じます。
今まで経験した事がない出来事が多過ぎて、あっという間に過ぎた1年でしたが、便利な世の中になって忘れかけていた人と人との心のつながり、隣近所のお付き合いの大切さ、そしてお互いを支え合い助け合う心の大切さを改めて思い起こさせてくれた日々でした。
この自然の恐ろしさを忘れることなく伝えて行く事が大切だと思います。
頑張ろうね、無理せず焦らず、支え合いながら・・・ね。