2月28日から3月1日にかけて、岩手の平泉町・平泉ホテル「武蔵坊」にて、第4回東北ぶどう研究会が開催されました。
宮城県からは今年初めて我が家も含めて、3軒の農家の方が参加しました。
青森、岩手、秋田、福島の大先輩方と一緒にぶどうに関する技術交流会、最初はとても我が家が参加していいのかなぁ~と迷いましたが、毎年わからない事ばかりで、誰に相談したらいいのかと悩む事もしょっちゅうで・・・じじも運転手がてら、一緒に参加する事に。
でも、大先輩の皆さん、ぶどうの栽培面積が我が家の何倍も作付けしてる方々が殆ど。
我が家何て、ほんとその何分の一に過ぎず、もうビックリ!でした。
情報交換会では、皆さん、ぶどうの専門用語もポンポンでるし、何の事かわからない事ばかりで、ほんと自分が恥ずかしくて、情けなくて、勉強不足と言う事がしみじみと感じる日でした。
またぶどう資材の紹介と言う事で、3社のメーカーの方も参加して下さり、植物成長剤を上手に使いこなす方法や、新しい資材のメリットなども説明してもらいました。
今日は、岩手の方の現地研修視察もあり、実際に剪定を終えたぶどうを見る事が出来ました。
ただ我が家とはまるっきり仕立て方が違い、今宮城でも新技術を導入したシャインマスカットの栽培、H型整枝・短梢剪定を推奨しているので、その仕立て方を実際に見る事が出来て、本当に助かりました。
ちょっと我が家もその栽培の仕方を検討してみようかなと考えていたので・・・
我が家の様な長梢剪定より、剪定は楽で説明すればバイトさんでも出来る、でも結構手入れは忙しいと言う方も。
これから、また新たにぶどうの苗木をたくさん購入して植えて、慣れ親しんだ栽培方法を全て替える・・出来るのだろうかと不安だらけ。
本格的に販売出来るまで、3~5年はかかるだろうし・・・
まだ決断出来ないばばです。
そうそう、ぶどうの接ぎ木の講習会もあって・・・
殆どの皆さん、特に栽培面積の多い方々は、家で接ぎ木してるんですね、これまたビックリ!
ぶどうの苗木は、苗木屋さんから買うもんだと思っていたので。
我が家にとっては未知の世界でしたが、実際に見るのは、結構楽しかったです。
それに実際圃場での接ぎ木をしたぶどうの木もみる事が出来て、ただ驚く事ばかり・・・あまりにも技術が高すぎて。
まぁこれは我が家では全く持って出来ない!と。
コロナで何度か中止になり今回やっと参加する事が出来て、この2日間、とても有意義な日となりましたが、我が家の未熟さをしみじみ感じた日でもありました。
でも少しだけ嬉しかったことが。
皆さん、幾ら仕事が忙しくても、そしてその年に裂果や病害虫で収量が落ちて、ガッカリするぶどうもある、でもぶどう作りは、本当に楽しいと。
これだけは、我が家も同じ想いだなと、ちょっと嬉しくなる瞬間でした。
明日からバイトの皆さんが来て、色々仕事を手伝ってもらいます。
がんばりま~す、ほどほどに。